1960年代のブラジル。
神の街と呼ばれる、行き場を失った黒人達が集まってくる場所を舞台にした作品。
ギャングが薬と銃を手に街を牛耳り、小さな子供も薬漬けという、どうしようもない街で、カメラマンになることを夢見る青年(ブスカペ)の物語・・・と思いきや、今ネットで観ていたらギャングのリトル・ダイスの半生を描いた作品だって。
言われてみれば、確かにそんな内容だった。
えげつないことをし続けてトップになったリトル・ゼ(途中で改名)も、永遠にその地位を守ることなんかできず、因果応報といいますか、やっぱり残虐な殺され方をします。
しかし、街はそれで静かになることなどありません。
1人のギャングが死んだだけで、代わりはいくらでもいるのです。
リトル・ゼを殺したのは、彼が手下として使っていた子供の集団。
笑いながら至近距離で銃を連発する子供達は恐ろしかったです。
衝撃的な作品であり、世界にはこういう地域もあるのだよというメッセージや、リアリティさは十分伝わってきます。
映画祭での数々の受賞もあってか、レビューサイトでは、非常に高評価な本作品。
しかし、私はあえて言いましょう。
つまんない。
こんなこと書いたら、お前は映画を観る目がないとか、素人とか言われそうですが、それでも構いません。
確かに作品としては、非常に良いものだと思います。
【映画に何を求めるか】
娯楽を求める私には合いませんでした。
ただ、それだけの話。
評価 4点
★★★★☆☆☆☆☆☆
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