軍人である奥さんがイラク戦争に発ち、安否を心配しながら帰りを待つ、旦那と2人娘。
ニュースでは、戦死者が多く出たという話や、この戦争は間違いであるという放送などがされ、余計に不安を募らせます。
ある日、娘2人を学校へと送り出した旦那のところへ、軍の関係者が沈痛な面持ちでやってきました。
受け入れ難い愛する妻の死。
あまりのショックに、感情の流れを一切止めたかのような無表情のまま、彼は1日を過ごします。
やがて、娘たちが学校から帰宅しました。
「話があるから座って」 と、ソファに並べて座らせましたが、なんて言ったらいいのか分かりません。
自分の気持ちの整理もついていないのに、この幼い娘たちに話すことなんて無理なのかもしれません。
眉を寄せる2人に彼はこう言いました。
「食事に行こう!」
「まだ4時よ?」 と、娘から言われても気にしません。
食事に出掛けたあと、車の中で彼は言います。
「どこに行きたい? 楽しいことをしよう!」
「魔法の庭」(はるか遠くにある遊園地)と答えた末娘に、「よし行こう」 と応じ、「学校は?」「会社は?」 と心配する長女に、「数日休んでも大丈夫さ。学校には連絡しておくよ」 と答えます。
妻の死を子供たちに伝えられず、自分自身もそれを受け入れたくなくて、楽しいことをして忘れようと考える父。
こうして、深い悲しみを背負ったロードムービーが始まるのでした。
そんな感じ。
驚くほどつまんない。
感情の揺さぶられるシーンがほとんどありません。
観なくていいです。
下のきれいにまとまった予告編だけで十分。
90分の本編を観るより、こっちのほうが良いです。
娘にピアス空けたいとねだられ、「13歳になってから」 と拒否する父。
13歳ってのもすごいと思いましたが(今は普通なの?)、結局許しちゃいます。
しかし、12歳の長女はまだしも、8歳の末娘まで許可しちゃいかんでしょう。
その父を演じたのが John Cusack ですが、最初分かりませんでした。
このおっさん・・・え!? John Cusack? って。
いったいどうしちゃったんでしょう。
しばらく見ない間に、まぁ。
実は Marisa Tomei 目当てだったんですけど、チョイ役でした。
10秒映ったか、どうか。台詞もたった1つだけ。
これはハズレ。
評価 3点
★★★☆☆☆☆☆☆☆
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