ニューヨーク州、マンハッタン島。
とある事業で副社長に就任し、以降のビジネスを日本で行うことになった若き青年を壮大に送り出そうと、友人一同が勝手に彼の家に上がりこみパーティーをセット。
帰宅した青年が玄関の扉を開くと、クラッカーの破裂音と 「サプラーイズ!」 の大合唱。
ビデオの撮影係に任命された親友が、その一部始終をカメラに収め、また日本で彼に観てもらおうと、参加者1人ずつに青年へのはなむけの言葉を録画していきます。
そんなこんなで楽しく時間が過ぎていたとき、突然の地震と停電に襲われ、参加者はパニックに。
幸いすぐに電気はつきましたが、TVでは臨時ニュースが流れ、すぐ近くの海でタンカーが転覆したとアナウンサーが口にします。
高層ビルの一室に居を構えていたため、屋上に上がったらタンカーが見えるんじゃないかと、数名がビルの屋上に出て海のほうを眺めていると、海で大爆発が発生し、いくつもの火の玉が自分達に向かってきました。
慌ててビルの中に引き返し・・・。
全編、ハンディビデオカメラの映像でストーリーが進んでいきます。
手持ちなので揺れが激しかったり、全然意味のないものを映し出したりしますが、こういうパニックものではそれが余計に臨場感を出し、あたかも自分がそこに居るんじゃないかと錯覚を覚えるほどです。
至近距離しか照らせない弱いライトや、ナイトモードに切り替えると突然視界に現れた・・・とか、ビデオカメラならではの良さがよく出ていました。
レビューサイトを見ていたら、けっこう酔った人がいたみたい。
でも、乗り物酔いの激しい私は、意外にも全然平気でした。TVだったからかしら。
賛否両論の “アレ” の全貌については、私は出さないほうが良かったかなと思いつつも、最後のほうで友人が体験した とてつもない絶望感 は、出したから出来たのであって、やっぱり出して良かったという結論。
かなりオススメのパニックものです。
どうぞ、どうぞ。
※最後の観覧車シーン、海に注目しておくこと。
評価 9点
★★★★★★★★★☆
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