恐怖ノ黒電話 [DVD]

恐怖ノ黒電話

タイトルがダサい。

裁判を経てDV夫との離婚が成立し、とあるアパートに引っ越した マリー
夜、荷物を解いていると備え付けの黒電話がリーン、リーンと鳴りました。

受話器を取ると 「ボビーはいますか?」 と女性の声。
もちろんこの部屋には マリー しかいません。

マリー「私は先週引っ越してきたばかりで・・・前の住人の方ですかね?」
電話の主「そんなことないわ、昨夜アパートの前を通りかかったときに、ボビーの姿が見えたわ」
電話の主「またかけるわね」

不思議な電話です。

この後も度々電話がかかってくるようになり、電話の主が ローズ という女性であること、この女性も夫からDV被害を受けていることなどが分かります。
ただ、話をしているとどうもしっくりこないところが出てきます。それは ローズ も同様に感じたようで、ローズ が切り出しました。

ローズ「今日は何日?」

ローズ「こっちは1979年9月4日よ」

自分は現代に生き、ローズ は1979年に生きている。
その2人が電話を通じて会話をしている・・・。

ローズ「証明するわ。貯蔵室の壁に絵を描くから」

マリー が壁を見に行くと、さっきまで無かったはずのバラの絵が・・・。

怖くなった マリー は電話線を抜いたまましばらく過ごします。
数日後、部屋のエアコンの調子が悪いため、アパートの管理人に携帯から電話をかけました。でも、電波状況が悪いのか会話が成り立ちません。
仕方なく黒電話の回線を繋いで管理人と会話をし、電話を切った瞬間。

リーン、リーン。

黒電話が鳴りました。

恐る恐る受話器を取ると、イヤな予感通り ローズ でした。
彼女は電話で会話出来なくなったことに対して、「絶対に許さない!」 と異常なまでに怒って電話を切りました。

後日、あれだけの怒りが嘘のように平静を取り戻した ローズ は電話口で言いました。

ローズ 「今日はゲストに来ていただきました」
ローズ 「ほら、ご挨拶して」

ゲスト 「こんにちは」

マリー 「あなたのお名前は?」

ゲスト 「マリーです」

ローズ 「今、マリーちゃんとお料理を作っているの」
ローズ 「このお鍋には沸騰したお湯がたっぷり入っているから気を付けてねー」

ローズ が1979年の世界で少女時代の マリー を連れ去ったのです。

マリー 「マリー!早く逃げて!!」

時既に遅し。
ガシャンという音と共に キャー!! という悲鳴。

マリー が自分の身体を見ると、右半身にひどい火傷の跡がどんどん浮かんできました。

過去に生きる ローズ が自分の命を握っている恐怖を描いた作品です。
また、現実世界ではDV夫が接近禁止令を無視して何度も登場するという恐怖もあわせて描かれています。

なかなか面白かったです。
電話でつながっているだけではなく、マリー と関わった結果で ローズ が過去で動くと、現代も変わっていくのも良いですね。

最近観たホラーの中ではかなりの出来で、満足です。
エグいところはほとんどありませんので、おすすめ。

評価 8点
★★★★★★★★☆☆